「教える側(講師)」になるということ
契約先の社員から、「講師」として研修で使用する資料についての相談を受けました。
この会社は、一昨年くらいまでは、「教える側(講師)」をしていたわけではありません。
昨年の後半くらいから、徐々に「講師」役も務めるようになってきました。
それは、所属する業界で「先進的な商品・サービス」を扱うようになってきたからです。
この会社は、それまではどちらかというと「業者」側だったかもしれませんが、徐々に違う立場も獲得しつつあります。
「違う立場」=「教える側」に立つようになると、これまでのように「商品・サービスを買ってください」から、お客様の側から「買わせてください」となるかもしれません。
というのも、「人前で教えている人」=「自分より知識や能力がある人」と映るからです。
実際に、教えようとすると、改めて熱心に学び、その学んだ知識を整理して伝えることが必要になるので、登壇するその人自身の知識が深まります。
「講師」という経験は、会社としても、その教えることになった社員にとっても良いことが増えます。
どんな業界や企業にも当てはめて、何かしらの分野で「教える側(講師)」という立場に立てないか、考えるのは有益なことかもしれません。
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