大分企業と福岡企業の賃金水準の差
税理士法人主催の新春セミナーと、懇親会に参加しました。
その中で、日本銀行大分支店の方のプレゼンが興味深かったです。
“ 大分県内人口の「社会減(転入-転出)」と「賃金」の関係
・社会増減率と賃金水準との関係をみると、賃金水準が低い都道府県ほど、社会減が大。
→ 実際に、大分県から賃金水準の高い福岡県への転出が多い
・一般に、賃金水準は労働生産性が高まるほど上昇する傾向
→ よって、大分県内企業の生産性を上げて、賃金上昇へ繋げることが重要である ”
○ 写真は、懇親会風景
上記の部分が、強く印象に残りました。
竹田・大分企業に関わり始めて、改善余地があると思われるものに「労働生産性」があります。
「労働生産性」=「労働者1人あたりが生み出す成果」が多ければ多いほど、賃金上昇に結び付けられる余地が出るということ。
私は、大都市圏からの移住者を竹田・大分へ増やしたいという願いがあります。
そのためにも、企業の業績を高めることに貢献したい。
業績が向上すれば、「新たな雇用を生める」=「県外からの転職者を受け入れることができる」と考えています。
これと同時に、そもそも大分県内から他県へ出て行ってしまう、「社会減」も同時に減らさないとならない。
業績や生産性だけではない、企業や仕事そのもののやりがいや魅力も重要です。
ですが、やはり仕事を選ぶ際に、賃金に繋がる業績や生産性は、とても分かりやすくかつ重要な要素だと思います。
企業業績向上と同時に、「労働生産性」向上の働きかけも意識せねばと、改めて認識する良い機会でした。
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