パネルディスカッションの「密度」を高めるためには?
竹田市の隣、豊後大野市で行われたパネルディスカッションを見てきました。
○ 「エコパークと持続可能な地域づくりを考える」(豊後大野市役所4階 正庁ホールにて)
「絶滅種が加速度的に増えているこの地球で、持続可能な人間としての生き方、地域づくりを考える」という内容です。
テーマは面白かったのですが、「パネルディスカッション」という形式がどうにも勿体なかった。
司会の方も含めて、計4人でのやり取りだったのですが、どうしても一人当たりの発言量が少なくなってしまいます。
どんなに、事前に打ち合わせをして話の流れを考えても、一人一人に避ける時間が限られてしまう。
そうすると、どんなに個性的なパネラーでも、伝わる内容が不十分に。
一人一人が話す時間をせめて10分くらい、スライドも用いながら説明する時間を設けると多少は違うと思います。
ただ、そうすると、パネルディスカッションの時間が少なくなるしなあ。
書籍でも「対談本」は密度が薄くなるので、それぞれの個々の著作を読んだ方がよっぽどいいなあと感じます。
本来は、パネラーのAさんとBさんが、Zというテーマを話した時、話を進めて行くことによって、AさんもBさんも思いもよらなかった「C」というアイディアが飛び出す!というのが、理想的なパネルの中身だと思います。
そこまで持って行くには、司会者・進行役の力量が相当求められる。
ただ、やるからには、普段のAさん、Bさんの考えからではとても出てこないであろう、新たな「C」を引き出すイメージが必要でしょう。
そのような理想的な(!?)パネルディスカッションをあまり見たことがないのですが、今後、私が企画サイドに立つ場合には、そこを目指そうと思います。
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