営業は、「営業する」ことではない
「営業」といえば、その本来の意味通り「商品の紹介、売り込みをすること。」が通常と思います。
ただ、逆の立場になってみて、「売り込みをされる」とどうでしょうか?
「これだけ、『売り込む』ということは、普段なかなか売れないんだろうなあ。」
という感想が出てきそうです。
でも、「売り込みをするな」と言われても、ではどうすればいいのか?
世間では、「売るのではなく、商品やサービスの『価値」を伝えて共感してもらう」
ということが言われていますが、日本一BMWを売った飯尾さんはこう書いていました。
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○ 『なぜ、私はBMWを3日に1台売ることができたのか』(飯尾昭夫著)
“ 「飯尾さんは、クルマを買ってくれって一度も言わないよね。
だけど、なぜか、飯尾さんに頼んでしまうんだよね」
~ 大したことは言っていません。
「買ってください」とも言ったことはありません。
恥ずかしくて「買ってください」と言えないのです。
~ 私たちが売っているのは商品ではなく、「歓び」なのです。
最高の歓びを買っていただくために接客しているのです。 ”
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BMWという商品ではなく、「歓び」を売っている。
そのお客様は、どのようなことを「歓び」と思うのか?「価値」と感じるのか?
そのために、「純粋にお客様に対する関心を強く持てばいい」と言っています。
「売り込む」のはなく、お客様に関心を持って、お客様の思う「歓び」「価値」を知る。
いかに、そのことをしっかりとできるか、それが真の「営業」なのかもしれません。
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