『心理学を変えた40の研究』
読み始めたばかりですが、たまたま知ったこの本で、興味深い研究・エピソードが簡潔に紹介されています。
例えば、ザイール(現在のコンゴ)のイツリ森の密林に住むガイドのケンジェが密林を出て、初めて遠くにバッファローを見た時のこと。
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『心理学を変えた40の研究』(ロジャー・R・ホック著)
・ 私たちは知っているものを見る
~ 「大きさの恒常性」という機能もある。
~ 草原を見渡して、ケンジェはバッファローの群れが数キロ先で草を食べているのを見つけた。
~ ケンジェは、ターンブル(研究者)に向かって、あれは一体なんという虫かとたずねたのだ!
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「大きさの恒常性」とは、「たとえば、ゾウが遠くにいてすごく小さく見えても、実際は大きいと分かる」こと。
このケンジェというガイドのエピソードから、この「大きさの恒常性」は、先天性ではなく後天性ということが分かったのです。
もともと脳科学や心理学に興味があったので、研修や教育の中でも見かける心理学の有名な研究やエピソードが端的にまとめられているので、この先も興味深く読めそうです。
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